アジア株 香港株は1週間ぶり高値、上海株は0.5%高 中国人民銀による金利引き下げ受け不動産株が大幅高に
アジア株 香港株は1週間ぶり高値、上海株は0.5%高 中国人民銀による金利引き下げ受け不動産株が大幅高に
東京時間11:02現在
香港ハンセン指数 24498.54(+370.69 +1.54%)
中国上海総合指数 3575.24(+17.06 +0.50%)
台湾加権指数 18159.37(-68.09 -0.37%)
韓国総合株価指数 2848.02(+5.74 +0.20%)
豪ASX200指数 7326.30(-6.20 -0.08%)
アジア株は高安まちまち。米株続落を懸念した売りが出ている一方でNY原油高を好感した買いも入っており、各指数まちまちとなっている。
上海株は0.50%高、香港株は1週間ぶり高値をつけている。人民銀による金利引き下げを受け不動産関連が大幅高となっている。上海市場では華遠地産と新城控股集団が9%超高、華夏幸福基業投資開発、上海市北高新が4%上昇している。香港市場では不動産開発サービス会社ののCG SERVICESが13.6%高と上昇率トップ。碧桂園控股は6.0%高、龍湖集団は4.6%高、中国海外発展は2.1%高。
きょう中国人民銀行は最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)の1年物を3.80%から3.70%に2カ月連続で引き下げた。注目されていた5年物も21カ月ぶりに4.65%から4.60%に引き下げた。中国政府は同国の景気減速をかなり懸念していることから、3月までに預金準備率をさらに引き下げると見方が広がっている。
豪州株は下落も下値は限定的。NY原油価格が約7年ぶり高値水準にあることが引き続き材料視されており、BHPビリトンやリオティント、ウォーリーなど素材やエネルギー関連が買われている。きょう発表された豪州12月の失業率が4.2%と前回の4.6%から改善、2008年8月以来の低水準となったことも好感されているもよう。一方、雇用者数はNSW州とビクトリア州で雇用回復が遅れたため、6.48万人増と前月の36.6万人増から大きく伸びが鈍化した。
執筆者 : MINKABU PRESS
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