【海外市場の注目ポイント】カナダ中銀金融政策理事会
本日は、午前0時にカナダ中銀金融政策理事会の結果が発表される。政策金利は現状維持見込み。カナダ中銀は前回の理事会で債券買い入れプログラムの終了を発表した。また、利上げの時期について、それまでの来年下半期との見通しから、来年4月から9月の間と、3か月間見通しを前倒ししており、金融政策の正常化に向けた前向きな姿勢をしっかりと示している。
前回の理事会後に発表された主な指標としては、10月のカナダ消費者物価指数が前年比+4.7%まで上昇。第3四半期GDPは、第2四半期のマイナス1.1%から一気に+5.4%に上昇するなど、力強いものが目立っている。先週発表された11月のカナダ雇用統計は雇用者数が前回値の+3.12万人、事前予想の+3.75万人をはるかに超える15.37万人に。失業率も10月の6.7%から6.0%に一気に低下しており、カナダ経済の堅調さが意識されるところに。
声明などで来年の利上げについてより前向きに示してくる可能性があり、カナダ買いの材料となる可能性。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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