【中銀チェック】現状維持見込みも、今後への示唆は~豪中銀金融政策理事会
12月7日に豪中銀金融政策理事会があります。
NZが10月、11月と連続利上げに踏み切る中、9月の理事会で債券買い入れを週10億豪ドル減額し、40億豪ドルペースとしたものの、2022年中の利上げはないと言及している豪中銀。債券購入ペースについても、2月の理事会で見直しを行うとしており、今回は現状維持が見込まれています。
ただ米パウエル議長が方針を転換して、テーパリング(債券購入縮小)のペース加速に言及したように、世界的に金融引き締めへの動きが強まる中で、理事会がどのような判断を示してくるかが注目されるところです。
2月の理事会での購入縮小と、終了の前倒しを示唆してくる可能性があり、この場合、豪ドルの買いが強まる可能性があります。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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