【本日の見通し】雇用統計にらみ

【本日の見通し】雇用統計にらみ

　堅調な米経済状況と早期利上げ期待に対して、オミクロンへの警戒感からのリスク回避という綱引きが続いている。
ドル円は１１３円台を回復して朝を迎えているが、警戒感は継続。

　ただ、注目の雇用統計はしっかりとした数字が期待されるところ。
ＩＳＭ製造業景気指数、ＡＤＰ雇用者ｈアともに堅調な結果。
新規失業保険申請件数の数字もしっかりしており、計測期間の１週後の数字ながら、１９．４万件と１９６９年以来となる低水準を記録する週もあった。
早期利上げに向けたかなりしっかりとした追い風であり、ドルを支える格好となりそう。

　オミクロンに関しては不透明な部分が大きく、反応が難しい面もある。警戒感が一服するようだと、いったんはドル高円安が優勢なる可能性も。

　ただ、アフターコロナ下での雇用統計は振れ幅も大きい。
予想を大きく下回る数字が出る可能性もそれなりにある。その場合は一気のドル売り円買いもありうるだけに、柔軟に結果を待ちたい。