1月までの米暫定予算延長で合意近づく=米国株
NY株式2日(NY時間11:48)
ダウ平均 34548.55(+526.51 +1.55%)
ナスダック 15268.16(+14.11 +0.09%)
CME日経平均先物 27755(大証終比:+5 +0.02%)
きょうの米株式市場は買い戻しが膨らんでおり、ダウ平均は500ドル超の上げ幅となっている。前日は米国でオミクロン株の感染が始めて確認されたとのニュースをきっかけに、戻り売りが強まっていた。きょうは警戒感も一旦落ち着いている模様。米国では明日3日に暫定予算の期限を迎え、米議会では民主、共和の協議が活発に続けており、暫定予算の対象期間を来年1月以降に延長することで合意しそうな情勢だ。米民主党のシューマー上院院内総務はきょう、下院でこの日の採決を目指す暫定予算案を巡り共和党のマコネル上院院内総務と合意に達したことを明らかにした。マコネル氏は政府機関は閉鎖させないと述べていた。
もし、合意できなければ、米政府機関が今週末にも短期間の閉鎖に追い込まれるリスクが高まっている。米議会予算局(CBO)は米財務省の資金が年内にも底を突く恐れがあると警告していたが、市場からは米政府が債務不履行に陥った場合、米経済は2008年のリーマンショックよりも大幅に悪化するとの見方も伝わっていた。
ただ、市場からは、問題解決の一時的な猶予は米政府機関の閉鎖に近づく可能性のある債務上限の議論に戦いをもたらすだけだとの声も出ている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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