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ダウ平均は反発も上値に慎重さも セールスフォースが下落=米国株前半

株式 

NY株式1日(NY時間13:27)
ダウ平均   34691.20(+207.48 +0.60%)
ナスダック   15615.96(+78.27 +0.50%)
CME日経平均先物 27855(大証終比:-325 -1.17%)

 きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。序盤から買い戻しが先行し、ダウ平均は一時500ドル超上昇する場面が見られた。高インフレとオミクロンに対する懸念は根強いものの、前日の下げで値ごろ感の買い戻しが出ている模様。FDAの顧問委員会がメルク<MRK>のウイルス向け経口薬の承認を推奨したことも安心感につながっている模様。

 ただ、買い一巡後は戻り売りも出て、ダウ平均は伸び悩んでいる。オミクロンの景気への影響が気掛かりとなっている中、前日のパウエルFRB議長のタカ派発言でFRBの早期金融引き締めへの警戒感も広がっている。きょうから師走相場入りとなるが、年末に向けてのロングポジション調整や、ファンド勢のリバランスが出ることも予想され、上値に慎重になっている気配も出ている。

 個別にセールスフォース<CRM>が下落しておりダウ平均を圧迫。前日引け後に決算を発表し、第4四半期のガイダンスが予想を下回ったことが嫌気されている。そのガイダンスはオミクロンの出現で同社の一部顧客が新プロジェクトへの支払いに消極的な可能性があることを示唆。市場からは為替の逆風と統合プラットホームのミュールソフト事業の成長の頭打ちが指摘されていた。

 セクター別ではエネルギーや銀行、医薬品が上昇。一方、IT・ハイテクはまちまちな動きとなっており、ナスダックも伸び悩む動きが見られている。

セールスフォース<CRM> 260.80(-24.16 -8.48%)
メルク<MRK> 76.06(+1.15 +1.53%)

アップル<AAPL> 169.11(+3.81 +2.30%)
マイクロソフト<MSFT> 336.03(+5.44 +1.65%)
アマゾン<AMZN> 3510.00(+2.93 +0.08%)
アルファベットC<GOOG> 2892.12(+43.08 +1.51%)
テスラ<TSLA> 1143.60(-1.16 -0.10%)
メタ・プラットフォームズ<FB> 318.31(-6.15 -1.90%)
AMD<AMD> 154.89(-3.48 -2.20%)
エヌビディア<NVDA> 324.09(-2.63 -0.80%)
ツイッター<TWTR> 44.25(+0.31 +0.71%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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