ドル円は１１３円ちょうど付近 このあと１１月のＩＳＭ製造業景気指数＝ＮＹ為替

　きょうの為替市場はＮＹ時間に入ってドル売りの動きが出ており、ドル円は１１３円ちょうど付近まで値を落としている。前日のパウエルＦＲＢ議長の議会証言がタカ派な印象が強かったことから、ドル円は買い戻しが膨らんだ。オミクロン株への警戒感は根強いものの、先週末からの戻り売りの流れは一服させているようだ。

　このあと日本時間０時に１１月のＩＳＭ製造業景気指数が発表される。予想は６１．２と前回から上昇が見込まれている。サプライチェーン問題が引き続き米製造業を圧迫しており、前回は入荷遅延が５カ月ぶりの高水準となっていた。発注から納品までの時間が長引いていることが示された格好。その状況下で前回は新規受注が大きく低下していたが、今回は若干の回復が見込まれているようだ。しかし、全体の状況に大きな変化はないものと見られている。

　なお、同時刻に１０月の建設支出も発表される予定。

米ISM製造業景気指数（11月）2日0:00
予想　61.2　前回　60.8

建設支出（10月）2日0:00
予想　0.4%　前回　-0.5%（前月比）

USD/JPY　113.04　EUR/USD　1.1344　GBP/USD　1.3342

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美