OECDは中銀に冷静な対応を求める
OECDはこの日公表した世界経済見通しで、世界景気の回復ペースが鈍化し不均衡は持続していることから、想定より深刻なインフレが長期化する中でも、中央銀行は冷静さを保つ必要があると指摘した。
需要安定と供給ボトルネックの緩和、人々の労働市場への復帰により、インフレは年末前後にピークに達するとの予測を示した。これは金融当局者に政策上の大きな課題を突き付けるが、当局は引き締めを急ぐべきではないと論じた。
現状で中銀にできる最善策は、供給ストレスが緩和されるのを待ちつつ、必要があれば行動すると示唆することだと指摘。最新見通しの大半はオミクロン株の出現前にまとめられた。
執筆者 : MINKABU PRESS
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