ドル円１１３．４５近辺、ユーロドル１．１２９０近辺＝ロンドン為替

ドル円１１３．４５近辺、ユーロドル１．１２９０近辺＝ロンドン為替

　ロンドン午前の取引で、ドル円は113.45近辺、ユーロドルは1.1290近辺で推移している。ロンドン朝方にはリスク回避の動きに押されて、ドル円は112.99レベルまで一時下落した。しかし、欧州株や米株先物が先週末の大幅下落からの反発の動きとみせたことで、113.64近辺まで買い戻しが入った。その後は値動きが落ち着き、113.40付近での取引が続いている。

　ユーロ円は、ロンドン朝方にドル円とともに下落。128円台割れかた127.49レベルまで下押しされた。その後は、下げ渋っており、128円台を回復してきている。ただ、先週末の終値付近へと戻した程度で、積極的に上値を追う動きとはなっていない。

　ユーロドルは先週末のドル売り・ユーロ買いの動きに調整が入る流れ。1.13台を割り込むと、ロンドン序盤にかけては1.1260レベルまで反落した。その後は下げ一服となり1.1290近辺へと小反発している。

　市場の関心が新型コロナ変異株「オミクロン株」に移るなかでは、ユーロ圏景況感などの経済統計には反応薄となっている。１１月のユーロ圏景況感は１１７．５と前回１０月の１１８．６から低下した。事前予想とは一致した。１１月ユーロ圏消費者信頼感・確報値は－６．８％と速報値から変わらずだった。

　日本時間午後１０時にはドイツ消費者物価指数速報値が発表される。それに先立って発表された各州ごとの数字は前年比＋５％を上回る州が多く、インフレ進行が示されている。ただ、シュナーベルＥＣＢ理事は、来年にはインフレ率が緩やかに２％へと低下する見込み、としており、１１月の数字がピークとの見方も示していた。

USD/JPY　113.41　EUR/JPY　128.04　EUR/USD　1.1290