ドル円は113円台前半推移=NY為替終盤
日本時間午前5時19分現在のドル円は1ドル=113.23円。NY時間に入ってドル売り円買いの動きが優勢となり、ドル円は113円05銭まで値を落とした。東京市場朝の高値115円37銭と比べて2円30銭強の下げと、かなり大きな動きを見せた。
南アで検出された感染力の高い変異株への懸念がリスク警戒の動きを誘った。WHOがデルタ株に次ぐ「懸念される変異株」(VOC)に指定し、オミクロンと名づけられたこの変異株への警戒感から、各国でアフリカ南部への渡航制限などの動きが進んでおり、世界的なリスク警戒の動きに。
ユーロドルが1.13台を回復するなど、ドル売りの動きも見られた。リスク警戒局面ではドル買いが入りやすくなるが、今回は米債利回りの低下がドル売りにつながった。リスク警戒で安全資産である米債の買いが強まり、利回りの低下からのドル売りを誘った形。
ドル売り以上に円買いの動きが強く、ユーロ円が一時127円80銭台を付けるなどの動きを見せている。
株式市場などが短縮取引となっており、いつもよりも早めに市場は膠着に。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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