【北欧通貨】クローナ安止まらず~スウェーデンクローナ
【北欧通貨】クローナ安止まらず~スウェーデンクローナ
クローナの軟調地合いが止まらず。ドルクローナは10日の米消費者物価指数(CPI)後のドル買いをきっかけにドル高クローナ安が進行。米CPI前の8.55割れの水準から直近9.05台まで上値を伸ばしている。
ユーロが新型コロナ感染拡大もあって対ドルで値を落とす中、ユーロクローナではユーロ買いクローナ売りの動きが広がるなど、クローナは主要通貨で最弱の流れに。ユーロクローナは9日の9.90割れから昨日海外市場で10.18台まで。
この間、15日に発表されたスウェーデン消費者物価指数が好結果となったものの、クローナ買いの動きは限定的にとどまるなど、流れがかなり弱い。
クローナ円もほぼ一本調子で下げる中で、先週末に一気に売りが加速し一時12円70銭割れ。直近も12円71銭台とかなり軟調地合いに。
新規材料というよりも、長期の緩和姿勢を維持するスウェーデン中銀への警戒感などが重石か。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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