午前中にドル安の場面が見られる=東京為替概況
午前中にドル安の場面が見られる=東京為替概況
昨日の海外市場で米債利回りの低下などから一時113円40銭割れを付けたドル円は、その後113円80銭台まで買い戻され、同水準で東京朝を迎えた。
東京朝は同水準でのもみ合いとなり、上下ともに動きにくい展開となっていたが、11時ごろからドル売りが一気に進む展開に。NY原油の下げが米国のインフレ圧力の低下に繋がり、ドル売り材料となった。ドル円が113円50銭台へ下落。1.1590前後でもみ合っていたユーロドルが1.16台にしっかり乗せるなど、ドルは全面安基調に。
昨日のドル安を誘った米債利回りの低下が一服、株は朝から弱かったものの、寄り付き後の下げが一服すると、どちらかというと買い戻しの動きとなっており、ドル売り円買いの材料がつかみにくい中でのドル安となった。
日銀金融政策決定会合は事前予想通りの現状維持を決定。経済成長見通しについて、今年分を引き下げ、来年分を引き上げるなどの状況が見られたが、相場への影響は限定的なものにとどまった。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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