ドル円113円台後半推移、ドル安が優勢な場面も値幅は限定的=東京為替前場概況
ドル円113円台後半推移、ドル安が優勢な場面も値幅は限定的=東京為替前場概況
ドル円は昨日の海外市場で113円40銭割れまでドル売り円買いが進む展開となった。米債利回りが低下し、ベンチマークとなる10年債が1.52%台を付ける動きを見せたことが材料視されたほか、米株安の動きが円買いを誘った。
安値を付けた後113円80銭前後を回復して東京朝を迎えると、28日午前の東京外為市場は当初もみ合いに。一時は上下ともに動きにくい流れとなったが、11時前後に一転してドル売りが進行。ドル円は113円55銭前後を付けている。
NY原油の調整が進み、米物価上昇圧力が後退との思惑がドル売りを誘った面があり、ユーロドルが1.1590前後から1.16台にしっかり乗せるなど、値幅は限定的ながらドル全面安の流れに。
中国人民元は昨日からのドル買い元安基調が継続し、ドル人民元は一時6.40台を回復。昨日の上昇局面で中国人民銀行がドル買いに回っていたとの報道が一部で見られ、当局警戒のドル買い元売りが出ている。
日経平均は続落。前引けでは前営業日比272.62円安の2万8825.62円となった。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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