アジア株 上海株は続落、2週間ぶり安値 感染再拡大で景気鈍化懸念、米中関係悪化も重石
アジア株 上海株は続落、2週間ぶり安値 感染再拡大で景気鈍化懸念、米中関係悪化も重石
東京時間11:14現在
香港ハンセン指数 25672.88(+44.14 +0.17%)
中国上海総合指数 3535.58(-26.73 -0.75%)
台湾加権指数 17078.82(+4.27 +0.03%)
韓国総合株価指数 3031.41(+5.92 +0.20%)
豪ASX200指数 7418.10(-30.61 -0.41%)
アジア株はまちまち。
上海株は続落、約2週間ぶり安値をつけている。原油安を受けエネルギーや素材関連が下落しているほか、不動産や医療品、消費者サービス関連も売られている。米中関係悪化や中国景気鈍化が懸念されている。中国当局は台湾は中国の一部だとし、台湾が国連に加わる権利はないと主張。環球時報は27日に、台湾問題を巡り米国が新たな攻撃を開始したと非難する論説を掲載した。また、中国国内で再びコロナ感染が増加していることも懸念されている。国民の約75%がワクチン接種を済ませたにもかかわらず、先週から各地で感染が急拡大している。複数の地域でロックダウンなど規制が導入されおり、景気回復に遅れが生じるとの懸念が高まっている。そのほか、中国不動産業界全体の業績難に対する不安も依然として残っている。格付け会社S&Pは不動産開発会社の佳兆業集団の格付けをドル建て債の借り換えに重大なリスクがあるとして、「CCC+」に引き下げた。
香港株は小幅反発、値ごろ感による買い戻しが優勢。前日に大きく下げたシャオミやテンセントなどハイテク関連の一角は買い戻されている。
執筆者 : MINKABU PRESS
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