このあとカナダ中銀ＭＰＣの発表 今回は据え置き濃厚＝ＮＹ為替

　きょうのカナダドルは原油相場が利益確定売りに押されていることから売り優勢となっている。カナダ円はドル円が下落していることもあり、９１円台前半まで下落。

　このあと日本時間２３時にカナダ中銀の金融政策委員会（ＭＰＣ）の結果が発表される。各国中銀が刺激策解除に舵を切り始めている中、カナダ中銀も将来の利上げを視野に入れているが、今回は９月のＭＰＣから大きな変化はないものとみられている。カナダ中銀は２０２２年下半期の利上げ開始の可能性を示唆しているが、そのスタンスを前進させることはないであろう。また、来年下半期に需給ギャップが縮小するという見解も改めて表明することも期待される。

　ただ、成長見通しについては下方修正が予想され、インフレ見通しについては上方修正の可能性もありそうだ。

USD/CAD　1.2429　CAD/JPY　91.33

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美