ドル円一時114円割れ=東京為替概況
ドル円一時114円割れ=東京為替概況
昨日の海外市場で株高などを好感して114円台を回復し、一時114円31銭を付けたドル円。米債利回りが低下したこともあり早朝に114円00銭台まで値を落として東京朝を迎え、当初は海外市場からの流れで堅調な動きを見せて114円20銭台を付ける動きに。
ただ、マイナス圏で始まった後、すぐにプラスに転じた日経平均が再び沈み、下げ幅を広げる中で円買いの動きが優勢に。昼前に114円を割り込むと一時113円93銭前後へ。
その後株の下げ幅が縮まったことなどを好感して買い戻しが入り114円台を回復。
クロス円も軒並み同様の動きでユーロ円は132円50銭台まで上昇後、132円20銭割れを付ける動き。その後132円30銭台を回復。
9時半の第3四半期消費者物価指数が、注目度の高い刈込平均と加重平均ともに予想を上回る好結果となった豪ドルは、対円で86円台を付ける動き。オセアニア市場では85円50銭台を付けており、発表前に期待感から少し買われていたが、85円70銭前後から大きく買われる形に。もっともその後上昇分を打ち消す動き。ドル円の下げに見られるリスク警戒の動きが重石に。対ドルでも0.7510前後から0.7530台まで上昇も、0.7510台まで値を落としている。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。