東京株式(大引け)=505円高、終始強気優勢のなか先物主導で大幅高
26日の東京株式市場は、前日の米株高を引き継ぎ、朝方からリスクを取る動きが優勢となり、日経平均株価は大幅高となった。
大引けの日経平均株価は前営業日比505円60銭高の2万9106円01銭と急反発。東証1部の売買高概算は11億4196万株、売買代金概算は2兆5741億円。値上がり銘柄数は1685、対して値下がり銘柄数は398、変わらずは101銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の地合いとは打って変わり終始リスク選好ムードの強い展開となった。前日の米国株市場ではNYダウが連日の最高値となったほか、S&P500指数も最高値を更新、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も切り返すなど強気優勢の地合いだったことから、東京市場もこれに追随する動きとなった。一部報道で、今月末に行われる衆院選挙で自民党が単独過半数を確保できるという見方が伝わり、これが投資家心理を改善させた。今週から本格化する企業決算の内容を確認したいとの思惑で買いを手控える動きもあったが、先物主導の買い戻しで日経平均の上げ幅は大きくなった。日経平均寄与度の高い値がさ株が大幅な上昇をみせたことも全体指数押し上げに寄与。業種別では銀行、空運を除きほぼ全面高となっている。
個別では、売買代金トップの日本郵政<6178>が大きく上昇したほか、ソフトバンクグループ<9984>も堅調、ファーストリテイリング<9983>は3500円を超える大幅反発となった。ソニーグループ<6758>が物色人気、東京エレクトロン<8035>も水準を切り上げた。日本郵船<9101>など海運株も高い。東京機械製作所<6335>が大幅高となったほか、ペプチドリーム<4587>、ジェイリース<7187>なども値を飛ばした。サインポスト<3996>も値を上げた。
半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが冴えず、ベイカレント・コンサルティング<6532>も売りが優勢。エムスリー<2413>が軟調、キヤノン<7751>、セイコーエプソン<6724>なども値を下げた。ピー・シー・エー<9629>は値下がり率トップに売られた。エスケイジャパン<7608>の下げも目立つ。コクヨ<7984>なども売りが優勢だった。
出所:MINKABU PRESS
執筆者 : MINKABU PRESS
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