横ばい、需要見通しの悪化を警戒し高値から失速=NY原油概況
NY原油先物12月限(WTI)(終値)
1バレル=83.76(変わらず)
ニューヨーク原油の当限は横ばい。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が変わらず~0.11ドル高、その他の限月は0.23~1.01ドル高。
コロナ後の需要回復に対して石油輸出国機構(OPEC)プラスの増産ペースが限定的であることから、供給不足が続くと見られているものの、2014年10月以来の高値を更新した後に失速して引けた。原油高によって主要国の景気回復が鈍ることによる需要見通しの悪化が警戒されている。来週4日のOPECプラスの閣僚会議を控えた利益確定の売りも入った。
時間外取引から通常取引序盤にかけて12月限は堅調。85.41ドルまで上昇し、2014年10月以来の高値を更新した。ただ、その後は利益確定の売りが優勢となり、上げ幅を消した。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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