ドル円は若干調整も上値重い=東京為替概況

ドル円は若干調整も上値重い=東京為替概況

　ドル円は先週末に１１３円台半ば割れまで調整が入った。週明けも朝方は軟調地合いとなり、１１３円４０銭前後を付ける動きを見せたが、その後はいったん買い戻しが優勢に。ゴトウビということで仲値がらみでの実需のドル買い円売りなどもあり、午前中に１１３円８０銭台を付ける動きを見せた。

　もっとも上値トライ一服後は１１３円台後半でのもみ合いに。先週後半の調整ムードが意識され、１１４円手前が重くなっており、上値を抑えた格好に。
　
　先週末１３２円割れまで値を落としたユーロ円は、ドル円の上昇もあって１３２円台半ば超えまで午前中に上昇。午後に入ってユーロドルでのユーロ買いが強まったこともあり、再び上値を付ける動きに。ユーロドルは１．１６４０前後での推移から、昼過ぎに大きく買われて１．１６６５前後まで。その後も高値圏もみ合いに。

　週末のエルドアン大統領による米、独など１０か国の駐トルコ大使への事実上の国外追放措置を受けて急落して始まったトルコリラ。リラ円は１１円８０銭前後の先週末終値から、１１円５０銭を割り込む動きで始まり、少し調整も１１円６０銭台での推移に。ドルリラは先週末の９．６０前後から９．７５台で始まり、一時９．８５台と史上最高値（リラの対ドル最安値）を更新する動き。その後調整が入り９．７４台を中心とした推移に。

MINKABU PRESS 山岡和雅