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【これからの見通し】ドル円の上昇継続か、米債利回り上昇と日本売りの連想も

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【これからの見通し】ドル円の上昇継続か、米債利回り上昇と日本売りの連想も

 週明けの東京市場で、ドル円は一時114円付近まで下押しされた。日経平均が売り先行で取引を開始、中国GDPの伸び鈍化などが調整の動きにつながったようだ。しかし、114円台割れを回避すると、今後は米債利回りの上昇とともに再び114円台半ば付近へと上昇している。

 ドル相場は米債利回りの上昇でドル高方向に振れている。その一方で、クロス円は午前の下げからは反発。ドル円とともに円売り圧力は根強いようだ。

 10月に入ってからは日米金融当局のスタンスの差が注目されている。米国では11月FOMC会合でテーパリング開始に着手する公算が高い。一方で、日銀は引き続き超緩和政策から脱却できる手掛かりに欠けている。ドル円の急速な上昇を誘っている要因だ。

 これに加えて、日本売りの連想も働いていそうだ。今月末の総選挙をにらんで政権交代の可能性があり、海外勢は日本政局の不透明感が気になっているようだ。また、きょうは原油先物が再び急上昇している。このところのエネルギー価格急騰が日本経済に及ぼす悪影響が懸念される。円安進行との相乗効果で、コストプッシュ型のインフレ圧力が警戒されており、庶民生活や企業収益を直撃するかもしれない。先週のIMF世界経済見通しでは日本の成長予想は2.4%へと引き下げられており、米国などとの経済回復力の差は歴然だ。

 この後の海外市場で発表される経済指標は、米鉱工業生産指数(9月)、米設備稼働率(9月)、米NAHB住宅市場指数(10月)、対米証券投資(8月)、カナダ住宅着工件数(9月)、カナダ国際証券取扱高(8月)など。NY時間に発表が集まっている。

 発言イベント関連では、デコス・スペイン中銀総裁、クオールズFRB理事、カンリフ英中銀副総裁、カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁などの講演や金融関連イベントへの参加が予定されている。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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