アジア株 上海株は小幅上昇、住宅ローン制限緩和報道を好感もインフレ懸念が重石
アジア株 上海株は小幅上昇、住宅ローン制限緩和報道を好感もインフレ懸念が重石
東京時間14:02現在
香港ハンセン指数 25198.93(+236.34 +0.95%)
中国上海総合指数 3568.67(+10.39 +0.29%)
台湾加権指数 16751.56(+364.28 +2.22%)
韓国総合株価指数 3015.60(+26.96 +0.90%)
豪ASX200指数 7366.20(+54.47 +0.74%)
インドSENSEX30種 61305.95(+568.90 +0.94%)
アジア株は総じて上昇、米株先物の上げを好感している。ダウ先物が130ドル近く上昇しており、香港や台湾、韓国株は上げ幅を拡大している。
上海株は小幅ながらもプラス圏を回復している。米株先物の上昇を好感しているほか、中国当局が大手銀行に対して住宅ローンの制限を緩和しているとの一部報道も材料視されているもよう。ただ、インフレ加速懸念が重石となっており上値は重い。きのう発表された中国9月の生産者物価指数は10%台にまで上昇、1995年11月以来の高水準となった。同時刻に発表された消費者物価指数は+0.7%となり、生産者物価指数の+10.7%との差が1993年以来の大きさとなった。国内の景気減速にインフレ加速が合わさったスタグフレーションを警戒する声も聞かれる。また、週明けに中国第3四半期GDPや9月の小売売上高など一連の需要指標の発表を控えており、様子見姿勢も広がっているもよう。
執筆者 : MINKABU PRESS
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