ドル円しっかりの展開=東京為替概況
ドル円しっかりの展開=東京為替概況
ドル円は前日の海外市場で米債利回りの低下などを受けて113円20銭前後まで調整が入った。昨日発表された米消費者物価指数が事前予想を超える強い数字となったものの、ドル買いの動きが限定的。米債利回りの上昇も限定的なものに抑えられ、NY市場午後に入って利回りの低下が見られたことがドル売りに。
東京市場に入ると、ドル円はじりじりと上昇。米債利回りは少し上昇し前日NY午後の下げ基調が一服したことが背景に。ドル円は113円台半ばを超える動きを見せた。
午前中に113円台半ばを超えた後、さらなる買いには慎重姿勢も見られたが、押し目は鈍く、堅調地合いを維持。113円50銭台を中心とした推移が続いた。
火曜日NY市場夕方に1.1520台を付け、直近の最安値を更新後、反発の動きが見られるユーロドルは、午前中に1.16台を付ける動きを見せた。その後は少し調整も押し目は限定的。
昨日の海外市場でドル売りの流れもあり買いが入った豪ドル、きょう午前の雇用統計は事前予想を超える雇用減が見られたが、内訳において正規雇用が強かったこともあり反応は限定的。その後ももみ合いが続く展開に。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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