ドル全面高が一服、豪ドルなど資源国通貨が選好される=東京為替前場概況
東京外為市場、米国債利回りの上昇一服を背景に、このところのドル全面高も一服している。ユーロドルは1.1608ドル付近、ポンドドルは1.3452ドル付近まで上昇。
ドル高一服から、ドル円も111.80円付近まで軟化。前日終値近辺で一進一退となっていた日経平均株価が下げ幅を拡大すると、ドル円も一段安となった。午前10時に発表された中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)が好不況の分かれ目とされる50を下回ったことが嫌気された。
豪ドル/ドルは0.7203ドル付近まで強含み、株安で円高に振れるクロス円もある中で、豪ドル円は80.55円付近まで上昇する場面もみられている。豪州の新型コロナウイルスの感染拡大に関するニュースや中国の景気指標によって一時的に伸び一服となる場面もあるが、基調としては豪ドル買いが優勢。原油など資源価格が下げ一服となっており、資源国通貨が選好されているもよう。カナダドルも選好され、ドルカナダは1.2737ドル付近まで弱含んでいる。
日経平均株価は4日続落。前引けでは前営業日比104.92円安の2万9439.37円となった。
午前11時30分現在では、ドル円は1ドル=111.82円、ユーロドルは1ユーロ=1.1606ドル、ユーロ円は1ユーロ=129.78円、ポンド円は1ポンド=150.38円、豪ドル円は1豪ドル=80.50円、NZドル円は1NZドル=76.96円、スイス円は1スイスフラン=119.78円、カナダ円は1カナダドル=87.78円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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