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ドル円は本日高値圏 FOMCを受けて米利上げ期待前倒しの動きも=NY為替

為替 

 NY時間の終盤に入ってドル円は110.20円付近と本日高値圏での推移が続いている。きょうの上昇は前日のFOMCを受けたドル買いによるものではなく、中国への不安感が一服していることによる円安がドル円を押し上げている。債務危機に陥っている中国の不動産大手、恒大集団に対して中国当局がドル建て債で目先のデフォルト回避を指示するなど、中国当局が対応に動き出していることで、市場も懸念を一服させているようだ。

 また、米国債利回りが上昇していることドル円をサポート。米国債のほうはFOMCの結果が影響している。前日のFOMCを受けて市場は利上げ開始時期の見通しを2022年末に前倒ししている模様。FF金利先物市場では来年12月までに0.25%の利上げ実施の可能性を織り込んでいる。翌日物インデックス・スワップ(OIS)は、22年9月のFOMCまでの利上げの確率をほぼ五分五分で織り込む動き。

USD/JPY 110.20 EUR/USD 1.1747 GBP/USD 1.3734

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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