米中古住宅販売は前回から減少=NY為替速報
日本時間23時に発表された8月の米中古住宅販売件数は、年率換算で588万件と前回から減少した。前回7月分は在庫が昨年10月以来の高水準となり、物件不足の緩和兆候が見られたこともあり、2カ月連続の増加となっていた。住宅ローン金利が依然として低水準で推移していることや、大型物件への需要が住宅購入を引き続き支えている。しかし今回は、緩和兆候は見られているものの、在庫は少ない状況が続いており、価格上昇も続く中で需要の鈍化を示した。
発表元の全米リアルター協会(NAR)のチーフエコノミストであるユン氏は「明らかに住宅販売は落ち着きを取り戻しているが、パンデミック前の状況は上回っている」と述べた。
今回も為替市場の反応は限定的でドル円は109円台半ば、ユーロドルは1.1740ドル付近で推移している。
米中古住宅販売件数(8月)23:00
結果 588万件
予想 589万件 前回 600万件(599万件から修正)
*米中古住宅販売(8月)
販売件数 588万件(前回:600万件)(年率換算)
平均価格 37.60万ドル(37.84万ドル)
中間価格 35.67万ドル(35.95万ドル)
在庫 2.6ヵ月分(2.6ヵ月分)
()は前回値
USD/JPY 109.59 EUR/USD 1.1739 GBP/USD 1.3644
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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