【北欧通貨】昨日の理事会結果への反応は限定的、クローナは買い一服後、売りがやや優勢に~スウェーデンクローナ
【北欧通貨】昨日の理事会結果への反応は限定的、クローナは買い一服後、売りがやや優勢に~スウェーデンクローナ
昨日16時半にスウェーデン中銀(リクスバンク)の金融政策理事会の結果が公表された。主要政策金利であるレポ金利をゼロ%に据え置き、予想出来る限りの期間においてゼロ金利を維持するとの従来の姿勢を継続することを示した。
量的緩和については従来のガイダンス通り、今年年末で資産買い入れは終了し、バランスシートは2022年中ほぼ変わらない見込みと、これまでの姿勢を踏襲した。 ノルウェー中銀が明日の理事会で利上げに踏み切る見込みとなっているが、スウェーデン中銀は従来姿勢を崩さなかった。
こうした動きは事前予想通りであり、クローナの動きは限定的。ドルクローナはロンドン午前にかけてリスク警戒の動きが後退する中でクローナ買いの流れとなり、8.65台前半まで下落(ドル安クローナ高に)。その後は世界的にリスク警戒の動きが広がる中で、流動性に欠ける通貨への売り圧力が強まり8.69台後半まで買い戻しが入る展開に。
クローナ円はロンドン朝にかけてのドル円の上昇もあって12円66銭まで上昇。その後はリスク警戒の動きからクローナ売りと円買いの両面で値を落とし、12円56銭前後まで。
SEKJPY 12.559
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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