反発、投資不足による長期的な供給不足に警戒感=NY原油概況
NY原油先物11月限(WTI)(終値)
1バレル=70.49(+0.35 +0.50%)
ニューヨーク原油は反発。終値の前営業日比(速報値)は期近2限月が0.27~0.35ドル高、その他の限月は0.41~0.77ドル高。
中国の恒大集団の債務不履行リスクを背景とした売りが一巡し、買い戻しが優勢だった。ナイジェリアやアンゴラ、カザフスタンなど一部の石油輸出国機構(OPEC)プラスのメンバーが十分に増産出来ていないと伝わったことが支援要因。再生可能エネルギーへの投資拡大によって、化石燃料への投資が抑制されていることが供給拡大を妨げているという。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)が注目されているなかで模様眺めムードが強く、方向感は限定的だった。
時間外取引で11月限は71.48ドルまで上昇したが、通常取引開始に向けて伸び悩むと、通常取引序盤には69.39ドルまで弱含み。ただ、売りは続かず、プラス圏へと切り返して引けた。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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