ドル円は振幅。序盤は買いが強まるも、その後失速=ロンドン為替概況
ドル円は振幅。序盤は買いが強まるも、その後失速=ロンドン為替概況
ロンドン市場でドル円は振幅。序盤は東京市場の流れが継続しドル高円安の流れに。欧州株がしっかりとはじまり、前日値を落としていた米株先時間外取引での買い戻しが強まったことも、ドル買い円売りにつながった。ドル円は東京午後の高値を超えて109円70銭台を付ける動きに。ユーロドルが1.1720割れを付けるなど、ドルはほぼ全面高の動きを見せた。
しかし、ドル買い一服後はドル売りの動きが優勢に。1.34%台まで上昇していた米10年債利回りが1.32%台まで低下する動きに。米株先物時間外の上昇が一服したことなども調整の動きを誘った。ドル円は東京朝からの上昇分を打ち消して109円30銭台に下落。ユーロドルはロンドン市場朝の下げ分を解消するだけでなくさらに上をトライする流れに。
20日の総選挙でトルドー首相率いる与党自由党が第1党を確保との報道で東京午後から買いが強まったカナダドル。米ドル/カナダドルはロンドン朝方に1.2742前後までドル安カナダ高が進行。その後はカナダ買いが一服し1.2760前後での振幅に。
16時半のスウェーデン中銀金融政策理事会は事前見通し通り政策金利の現状維持を決定。声明では従来通り予想できる先までは緩和策を続ける姿勢を維持した。予想通りということで市場の反応は一息。
MINKABU PRESS 山岡和雅
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執筆者 : MINKABU PRESS
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