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ダウ平均が一時900ドル超下落する中で、ドル円も売り続く=NY為替後半

為替 

 NY時間の終盤に入ってドル円は一時109.30円付近まで下落しており、本日安値圏での推移が続いている。米株式市場でダウ平均が一時900ドル超下落する中で、ドル円も断続的に売りが出ている。

 きょうの市場は中国経済への不安感からリスク回避の雰囲気が広がり、リスク回避のドル買いが優勢となったものの、それ以上に円高の動きが強まった。目先は先週にサポートされた109円の水準が維持できるか、そして、8月安値が108.70円付近にあり、目先の下値メドとして意識される。

 今週はFOMCが予定されていることも調整の動きを誘発している模様。22日(日本時間23日未明)に結果が発表されるが、市場では、今回は資産購入ペース縮小開始を議論はするものの、アナウンスはないとの見方が多いようだ。ただ、フォワードガイダンスは修正され、11月か12月のアナウンスを示唆するとの見方も出ている。市場では11月発表、12月開始のシナリオが有力視されている模様。

 今回は経済見通しやFOMCメンバーの金利見通し(ドット・プロット)も公表される。利上げ開始について6月のドット・プロットでは、22年の利上げ開始が18人中7人いたが、若干増える可能性も指摘されている。ただ、いまのところは23年下期の利上げ開始との見方がコンセンサスとなっている模様。いずれにしろ、今回のFOMCもドットプロットは最注目の1つとなりそうだ。

 ユーロドルも一時1.17ドルちょうど付近まで下落する場面がみられ、21日線を下放れる動きが加速した。8月安値が1.1665ドルにあるが、目先はその水準が下値メドとして意識される。下値模索が強まっているユーロだが、資金調達通貨としての位置づけがユーロの下値をサポートするとの見方も出ている。1.17ドルちょうどや1.1665ドルがポイントとして意識されるが、今週はぎりぎりのところでユーロはサポートされる可能性があるという。

 ポンドドルは一時1.3640ドル付近まで下落し、21日線を下放れる動きを加速させた。今週23日に英中銀金融政策委員会(MPC)が予定されている。先週の英雇用統計や英消費者物価指数(CPI)は強い内容となったものの、据え置きの声が多いようだ。一部からは、英中銀の自信のなさから、ポンドは今後数週間、苦戦する可能性があるとの指摘も出ている。

 英インフレは高いものの、小売売上高やその他の指標には弱い内容も出ている。これまでの2022年の利上げ開始予想が揺らぎ始めており、今週のMPCを受けてポンドは勢いを失う可能性も留意されるという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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