英中銀の自信のなさから、ポンドは苦戦する可能性があるとの見方も=NY為替
きょうの市場は中国経済への不安感からリスク回避の雰囲気が広がっており、景気に敏感な通貨との位置づけの強いポンドは売りが加速している。ポンドドルは一時1.3640ドル付近まで下落しており、21日線を下放れる動きを加速させている。
今週23日に英中銀金融政策委員会(MPC)が予定されている。先週の英雇用統計や英消費者物価指数(CPI)は強い内容となったものの、据え置きの声が多いようだ。一部からは、英中銀の自信のなさから、ポンドは今後数週間、苦戦する可能性があるとの指摘も出ている。
英インフレは高いものの、小売売上高やその他の指標には弱い内容も出ている。これまでの2022年の利上げ開始予想が揺らぎ始めており、今週のMPCを受けてポンドは勢いを失う可能性も留意されるという。
GBP/USD 1.3658 GBP/JPY 149.38 EUR/GBP 0.8588
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。