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中国への不安感からリスク回避の雰囲気が広がる 今週はFOMC=NY為替前半

為替 

 きょうの市場は中国経済への不安感からリスク回避の雰囲気が広がっており、ドルはリスク回避の買いが優勢となっているものの、それ以上に円高の動きが強まっており、ドル円は109.45円付近に下落している。目先は先週にサポートされた109円の水準が維持できるか、そして、8月安値が108.70円付近にあり、目先の下値メドとして意識される。

 ユーロドルも売りが先行し、一時1.17ドルちょうど付近まで下落する場面がみられた。21日線を下放れる動きが加速している。8月安値が1.1665ドルにあるが、目先はその水準が下値メドとして意識される。

 ただ、下値模索が強まっているユーロだが、資金調達通貨としての位置づけがユーロの下値をサポートするとの見方も出ている。1.17ドルちょうどや1.1665ドルがポイントとして意識されるが、今週はぎりぎりのところでユーロはサポートされる可能性があるという。

 今週はFOMCが予定されており、22日(日本時間23日未明)に結果が発表される。市場では、今回は資産購入ペース縮小開始を議論はするものの、アナウンスすることはないとの見方が多いようだ。ただ、フォワードガイダンスは修正され、11月か12月のアナウンスを示唆するとの見方も出ている。市場では11月発表、12月開始のシナリオが有力視されているようだ。

 今回は経済見通しやFOMCメンバーの金利見通し(ドット・プロット)も公表される。資産購入ペース縮小を開始しても、その後の利上げまでは距離があるとの見方も少なくない。パウエルFRB議長も資産購入ペース縮小と利上げは切り離す姿勢を強調していた。市場では資産購入ペース縮小の期間がどの程度になるのか、また、利上げはいつ開始になるのかに注目が集まっている。FOMCメンバーの一部からは来年第1四半期までの終了が望ましいとの発言も出ていたが、現状から考えれば、2014年の時と同様に10カ月程度に及ぶのではとの見方も多い。

 また、利上げ開始について6月のドット・プロットでは、22年の利上げ開始が18人中7人いたが、若干増える可能性も指摘されている。ただ、いまのところは23年下期の利上げ開始との見方がコンセンサスとなっている模様。いずれにしろ、今回のFOMCもドットプロットは最注目の1つとなりそうだ。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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