午前のドル売り一服後はもみ合いに=東京為替概況
午前のドル売り一服後はもみ合いに=東京為替概況
30日の東京外国為替市場。ドル円は前々日のFOMC後のドル売りが続く形で午前中に109円30銭台を付けるところまで値を落とした。NY株式市場引け後の企業決算結果などを受けた米株先物の下げもドル売り円買いにつながった形。もっとも、週末を前に突っ込んだドル売りにも慎重姿勢が見られ、その後値を戻すと、午後は落ち着いた動きに。上値の重さが意識されており、ドル買いの動きは限定的も、下値攻めも一服という形に。
昨日、ドル売り基調が続く中でじりじりと上昇したユーロドルは、朝方ドル円同様にドル安の流れが見られ、1.1894前後とNY市場の高値をわずかながら更新する動きに。もっとも、1.19ちょうど手前の売りに上値を抑えられると、1.1880前後まで値を落とし、午後も頭の重い展開の中1.1875前後を付ける動きが見られた。
午前の動きはドル中心となっただけに、クロス円はもみ合いに。ユーロ円は130円10銭前後を中心とした動き。ドル円の下げ局面で130円割れを試すも130円02銭までにとどまった。
ドル安基調の中、Y市場午後に東京の朝方にも0.74台を付けた豪ドルドル。大台を維持出来ずPPIの発表前に0.7380台まで値を落とす動きに。豪第2四半期PPIがやや強めに出たことでいったんは豪ドル買いも0.7400手前までとなり、午後は再び豪ドル売り。一時0.7380割れを付ける動きも見られた。
MINKABU PRESS 山岡和雅
執筆者 : MINKABU PRESS
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