ポンドドル、FOMCを受け本格的なリバウンド相場に入るか注目=NY為替
きょうの為替市場はドル買いが優勢となる中でポンドドルも買い戻しを一服させている。ロンドン時間には1.39ドル台をうかがう動きも見せていたが、1.38ドル台での値動きが続いている。ポンドドルのローソク足は21日線の上を完全に回復。100日線が1.3925ドル付近に来ており、目先の上値メドとして意識されるが、きょうのFOMCを受けて、その水準を突破し、本格的なリバウンド相場に入るか注目される。
今週に入って英国の感染再拡大は鈍化傾向を見せ始めている。この傾向が続くようであれば、短期的にはポンドにとってはポジティブな材料になりそうだが、英中銀がハト派姿勢に再び傾いている傾向も見られている中で、ポンドの上値は押さえられるとの見方も根強い。
ただ、北アイルランド議定書の問題でEUとの摩擦が再び生じており、ポンドの圧迫要因との指摘も少なくないが、EU離脱による英経済への影響が明確になるには何年もかかることから、ポンドへの短期的な影響は気にする必要はないとの意見も出ている。
GBP/USD 1.3876 GBP/JPY 152.76 EUR/GBP 0.8509
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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