明日からFOMC 資産購入ペース縮小の議論も何も変更はない可能性=NY為替
NY時間の終盤に入ってドル円は110.40円近辺での推移となっている。きょうの為替市場はドル売りが優勢となる中で、ドル円も戻り売りが優勢となり、110.10円近辺まで下落する場面もみられた。本日の21日線が110.40円付近に来ており、その水準を下回る展開もみられたものの、現在は21日線付近まで戻している。上値には慎重な一方で、110円台はしっかりと維持されており、底堅さも堅持している状況。
明日からFOMCが始まり、28日に結果が発表される。資産購入ペース縮小に関して活発な議論が予想されるものの、再び感染が拡大している中で、FRBがタカ派よりのスタンスを強調してくることはないものとみられている。
市場の一部からは9月下旬のFOMCで、年末か来年初めの資産購入ペース縮小開始を打ち出してくるとの見方が有力視されている。そのような中で今回は何も変更はないものとみられているが、米国債よりも不動産担保証券(MBS)の購入縮小からの開始などが議論されるものとみられているようだ。その意味ではパウエルFRB議長の会見が注目されるが、今回もタカ派とハト派との間のバランスを取ってくるものとみられている。
USD/JPY 110.38 EUR/USD 1.1802 GBP/USD 1.3816
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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