豪州の金融大手、豪ドル/ドルの見通しを下方修正
豪州の金融大手ウエストパックは16日、2021年の年末における豪ドル/ドルのターゲットを0.80ドルから0.78ドルへ、2022年下半期についてはピーク値の予想を0.85ドルから0.82ドルへと下方修正した。要因は以下の通り。
・豪州政府では2021年後半まで、ファイザー製とモデルナ製ワクチンの適切な供給が可能との見方を示している。楽観的にみて、豪州は11月下旬までに2回のワクチン接種を行った国民が60%(現在の10%と比較して)に達すると見込まれる。なお、20歳未満の人口のうち、ワクチン接種を受ける人口の割合には自然な制限がある。
・豪州は成人人口に対して、2022年第1四半期までに、世界で最も予防接種を受けている国の1つになる可能性がある。これは豪州のゲームチェンジャーであり、市場から得られる自信になるとみられる。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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