ポンドドルは100日線を上抜く 明日は英MPC=NY為替
ポンドドルはNY時間に入って買い戻しを一服させているものの、本日は1.40ドルちょうど付近まで上昇する場面がみられた。きょうの上げで1.3945ドル付近に来ている100日線を上抜いており、明日以降も買い戻しが維持できるか注目される。
明日は英中銀金融政策委員会(MPC)が予定されている。市場の一部からは、英中銀もFRBに追随して、将来の利上げと資産購入縮小の可能性を強調し、よりタカ派なスタンスを示す可能性も指摘されている。素直な反応を見せれば、ポンドにとってはサポート材料。英国債も、特に長期ゾーンで、利回りの上昇をさらに加速させる可能性もあるという。
景気やインフレへの見通しも上方修正されることが期待されている。しかし、見通しに対する最大のリスクは、ウイルスの変異株の広がりと、消費者がそのリスクにどう対応するか次第だとの指摘も聞かれる。ワクチン接種が引き続き効果的な保護を提供し、展開も衰えることなく進行すると仮定すば、活動制限により、消費は急速な増加が期待される。一方、家計が公衆衛生のリスクにより慎重になれば、下半期の回復は予想よりも遅いことも留意されるという。
GBP/USD 1.3970 GBP/JPY 154.98 EUR/GBP 0.8545
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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