米新築住宅販売は2カ月連続の減少 ややドル売りの反応も=NY為替
日本時間23時に発表になった5月の米新築住宅販売件数は年率換算で79.6万件と2カ月連続の減少となり、予想も下回った。建設資材コストの急騰が住宅価格を押し上げており、価格の高騰と在庫減が需要にブレーキをかけていることが示されている。堅調な消費者需要にもかかわらず、制約のために販売は減速し始めているが、住宅建設業者の受注残は膨らんでおり、それが今後数か月で建設を推進し、販売可能な住宅在庫の増加を支援するとも見られているようだ。
為替市場の反応はややドル売りがみられており、ドル円は110.70円近辺、ユーロドルは1.1970ドル近辺まで一時上昇している。
米新築住宅販売件数(5月)23:00
結果 79.6万件
予想 86.5万件 前回 81.7万件(86.3万件から修正)
米新築住宅販売(5月)
販売件数 76.9万件(81.7万件)(年率換算)
中間価格 37.44万ドル(36.53万ドル)
平均価格 43.06万ドル(42.09万ドル)
在庫水準 5.1ヵ月分(4.6ヵ月分)
()は前回
USD/JPY 110.71 EUR/USD 1.1965 GBP/USD 1.3998
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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