FRBの慎重な緩和終了でドル高は続かないとの見方も=NY為替
ユーロドルはNY時間に入って買戻しの動きを強めており、1.1930ドル付近まで一時上昇している。ユーロ買いの材料は特に見当たらないが、このあと日本時間3時のパウエルFRB議長の議会証言を前にドルロングの調整が出ているのかもしれない。
先週のFOMCでFRBがややタカ派よりの動きを示唆したことで、市場は驚きに包まれ、市場のボラティリティも急速に上昇した。ドルも買い戻しが強まっているが、短期的にはさらに上昇する余地があるのかもしれないが、この上昇は持続しないとの見方も出ている。今回がドルのターニングポイントになるとは信じ難く、今年の下半期にはドルは軟調に推移するとみているようだ。
背景としては、FRBが緩和解除の方向にシフトしたとしても、慎重に量的緩和を終わらせようとすることから、ドル買い材料にはならないという。
ユーロドルの200日線が1.20ドルちょうど付近に来ており、目先の戻りメドとして意識される。
EUR/USD 1.1938 EUR/JPY 132.14 EUR/GBP 0.8566
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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