再送:AMCが増資成功で大幅反発=米国株個別
*タイトルを修正しました。
世界最大の映画館チェーンを運営するAMCエンターテインメントが大幅反発。同社は個人投資家を中心とした買いで再び人気化しているが、先週末は増資のニュースを受けて急速に伸び悩み下落していた。その増資の結果が本日公表され、投資会社のマドリック・キャピタルに対して850万株の普通株を1株27.12ドルで発行し、2億3050万ドルを調達したと発表した。同社は調達した資金で買収攻勢をかけることを約束したこともあり、再び動意づいている。1株27.12ドルは先週末終値よりも3.8%高い。
アナリストからは、今回の増資はAMCの企業価値を160億ドル以上で評価しており、割高との分析も出ている。パンデミック前の水準に戻ると仮定して、AMCは調整後の純利益を楽観的に約10億ドルで見積もっている可能性がある。一方、過去の最高額は2018年の9.29億ドルだが、「マドリックは私が知らないことを知っているに違いない」とも指摘した。
(NY時間10:42)
AMC 29.50(+3.38 +12.92%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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