ディックス・スポーティングが決算受け大幅高 既存店売上高が115%増=米国株個別
スポーツ用品販売のディックス・スポーティング・グッズが大幅高。2-4月期決算(第1四半期)を発表しており、eコマースでの販売を含めた既存店売上高が115%増となり予想を上回ったほか、1株利益が予想の3倍超、売上高も予想を大きく上回った。これに伴い通期見通しも上方修正しており、1株利益は従来から2倍近く上方修正している。
同社は、ゴルフやアウトドア、ホームフィットネスなどアクティブなライフスタイルへの強みを挙げている。ホバートCEO、「昨年は多くの若者のスポーツ活動が遅延となったり、中止されたりしたが、今期は子供たちがフィールドに戻り始めており、チームスポーツ事業も復活した」と述べた。
パンデミック関連の安全および補償費用が、2020年には1.75億ドルだったのに対して、第1四半期は1300万ドルに減少した。直近の米国疾病予防管理センター(CDC)のガイドラインに照らして、今後はこれらのコストが大幅に減少すると予想している。
また同社は、今年度は2億ドル超の自社株買いを実施する予定。
(2-4月・第1四半期)
・既存店売上高:115.0%(予想:65.1%)
・1株利益(調整後):3.79ドル(予想:1.15ドル)
・売上高:29.2億ドル(予想:22.3億ドル)
・eコマース販売:売上高の20%(前年:13%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):8.00~8.70ドル(従来:4.40~5.20ドル)(予想:0.91ドル)
・売上高:105~108億ドル(従来:95~99億ドル)(予想:58.1億ドル)
(NY時間09:43)
ディックス・スポーティング 94.37(+10.20 +12.12%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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