コールズが大幅安 好調な決算も市場は満足できず=米国株個別
百貨店のコールズが大幅安。2-4月期決算(第1四半期)を発表しており、1株損益は予想外の黒字だったほか、売上高も予想を上回った。通期ガイダンスも示しており、1株利益は予想を上回る見通しを示したほか、売上高の伸びも従来見通しから上方修正している。今週はウォルマートやターゲットなど他の大手小売り企業も買い物客の戻りから好調な決算を発表していたが、同社も同様の内容となった。
しかし、市場は満足できずに株価は冴えない反応を示している。昨年のパンデミック時からは飛躍的な回復を示したものの、2年前のパンデミック以前と比較すると、売上高はまだ水準を回復できておらず、正常に戻っていないことを示しているという。同社は依然としてパンデミックで引き起こされた穴から抜け出す必要があり、売上高の面で大きなギャップがあるという。
(2-4月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.05ドル(予想:-0.02ドル)
・売上高:36.6億ドル(予想:35.0億ドル)
・粗利益率(調整後):39%(予想:35.6%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):3.80~4.20ドル(予想:3.09ドル)
・売上高:10%台半ば~後半(従来:10%台半ば)
(NY時間10:09)
コールズ 52.87(-7.38 -12.25%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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