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株高などリスク選好でドル安進行、ドル指数2月以来低水準=ロンドン為替概況

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株高などリスク選好でドル安進行、ドル指数2月以来低水準=ロンドン為替概況

 ロンドン市場は、ドル安が進行している。米株先物が時間外取引で上昇したことを受けて、欧州株も堅調に推移している。また、NY原油先物が一時67ドル台に上昇するなどリスク選好の動きが広がったことが背景。ドル指数は2月以来の低水準となっている。ユーロドルが1.22台に、ポンドドルが1.42台に、豪ドル/ドルが0.78台にそれぞれ乗せる動きがみられた。ドル円も109円台割れに。米10年債利回りは1.64-1.65%付近で安定した推移となっている。一方で、伊10年債利回りが一時1.13%付近に上昇するなど欧州株の利回りは上昇。ユーロドル上昇の誘因となっていたようだ。ユーロは対円で133円台乗せ、対ポンドでも買いが優勢になっている。ただ、ビルロワデガロー仏中銀総裁は、ユーロ圏に持続的なインフレが再燃するリスクなし、としてECBの緩和政策継続を支持していた。

 ドル円は109円付近での取引。ロンドン早朝から軟調な推移となっており、109円台割れから一時108.85レベルまで安値を広げた。株高の動きがリスク選好的なドル売り圧力につながった。ただ、株高はクロス円の上昇とともに円安の動きにもつながっており、足元では下げ一服となっている。

 ユーロドルは1.22台前半での取引。ロンドン朝方から買いが強まり1.21台後半から1.22台に乗せると高値を1.2224レベルまで伸ばした。今年2月25日以来、約3カ月ぶりの高値水準となっている。ユーロ円は133円台乗せ水準へと上昇。欧州株や米株先物の堅調な動きを受けて円安の面もみられた。ユーロは対ポンドも反発している。イタリア10年債利回りの上昇が継続しており、きょうは一時1.13%付近まで上昇。市場のECB出口戦略に対する思惑は根強いようだ。ただ、ビルロワデガロー仏中銀総裁は、ユーロ圏に持続的なインフレが再燃するリスクなし、としてECBの緩和政策継続を支持しており、市場の鎮静化を図ろうとしていた。

 ポンドドルは1.41台後半での取引。ユーロドルに連れ高となり、ロンドン序盤に1.42台乗せから1.4220レベルまで買われた。2月24日以来の高値水準となった。ただ、その後はやや上値を抑えられている。ポンド円は154円台後半での高値揉み合い。ユーロ円と比較すると上値を抑えられており、155円手前水準で上昇と阻まれている。ユーロポンドは0.8580近辺から0.86台乗せへと反発。ユーロ買い・ポンド売りのフローが入っている。この日発表された英雇用統計は失業率が小幅に低下するなど回復の動きが示されたが、ポンド相場独自の買いの動きは目立たなかった。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

MINKABU PRESS

執筆者 : MINKABU PRESS

資産形成情報メディア「みんかぶ」や、投資家向け情報メディア「株探」を中心に、マーケット情報や株・FXなどの金融商品の記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコンテンツなど幅広く提供しています。

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