米株安・円高でドル円は21日線を下回る=NY為替
きょうの市場は米株安が強まっており、円相場は円高の動きがみられている。ドル円はNY時間に入って戻り売りが強まっており、108.40円近辺まで下落する場面もみられた。
一方、米国債利回りが上昇していることから下値も支えられており、米株の下げの割には急速な下押しまでは見られていない。ただ、本日108.65円付近に来ている21日線を下回ってきており、上値の重い展開が続いている。明日以降、再び107円台を試すか警戒される動きではある。
市場では先週末のショッキングな米雇用統計を受けてインフレ期待が強まっているようだ。米雇用統計が予想外に弱かった分、FRBの緩和政策が長期化し、インフレを誘発するとみている模様。米国債利回りが再び上昇するとの期待から、株式市場では配当利回りの低いIT・ハイテク株中心に売りが強まっている状況。その下げがドル円の上値を重くしている。
USD/JPY 108.53
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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