【海外市場の注目ポイント】５月の独ＺＥＷ景況感指数など

　日本時間午後６時に５月の独ＺＥＷ景況感指数が発表される。大方の予想が７２．０となっており、前月の７０．７を上回り、２カ月ぶりに上昇するとみられている。今月に入って発表された独経済指標は、３月の独小売売上高指数や３月の独製造業受注指数などが予想を上回っていた。５月の独ＺＥＷ景況感指数も同様の結果になれば、ユーロ圏内最大の経済国であるドイツの景気先行き警戒感が後退し、ユーロが買われる可能性がある。今月に入り、予想を上回るドイツの経済指標の発表が相次いでいる。
　
　また、このあとの海外市場では、英米欧の中銀関係者が相次いで発言する。日本時間午後１１時半にベイリー英中銀（ＢＯＥ）の討論会参加やウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁のバーチャルイベント参加、同１２日午前０時半にクノット・オランダ中銀総裁のウェブ講演、同１２日午前１時にブレイナード米連邦準備理事会（ＦＲＢ）理事の質疑応答やデコス・スペイン中銀総裁の討論会参加、同１２日午前２時にデイリー米サンフランシスコ地区連銀総裁のバーチャルイベント参加、同１２日午前２時１５分にボステッィク米アトランタ地区連銀総裁のウェブ講演、同１２日午前３時にハーカー米フィラデルフィア地区連銀総裁のバーチャルイベント参加、同１２日午前３時半にカシュカリ米ミネアポリス地区連銀総裁の質疑応答が予定されている。
　
MINKABU PRESS