アジア株 上海株は上げ幅をやや拡大、貿易統計や財新サービス業PMIを好感 欧米諸国との関係悪化は懸念視
アジア株 上海株は上げ幅をやや拡大、貿易統計や財新サービス業PMIを好感 欧米諸国との関係悪化は懸念視
東京時間14:01現在
香港ハンセン指数 28746.22(+108.76 +0.38%)
中国上海総合指数 3455.79(+14.50 +0.42%)
台湾加権指数 17223.54(+229.18 +1.35%)
韓国総合株価指数 3202.60(+23.86 +0.75%)
豪ASX200指数 7082.20(+20.51 +0.29%)
インドSENSEX30種 49314.94(+365.18 +0.75%)
アジア株は総じて上昇、前日の米株高を好感した買いが続いている。
香港と韓国株は1週間ぶり高値をつけている。台湾市場ではTSMCなどハイテク関連が総じて上昇。豪州株は反発、金や銅などの商品価格の上昇を受け、BHPビリトンやリオティントなど素材関連が軒並み上昇している。インド株は0.75%高、インダスインド銀行など金融株の上げが目立つ。
上海株は上げ幅をやや拡大、きょう発表された中国指標が好感されているもよう。4月の財新サービス業PMIは昨年12月以来の高水準となった。4月の貿易統計は輸出が+32.3%と市場予想の24.1%を大きく上回る結果となった。欧米の新型コロナからの景気回復が輸出の伸びを押し上げたもよう。
一方、欧米諸国や豪州との関係悪化は懸念材料。新疆ウイグル自治区の人権問題や香港情勢などを巡り、G7外相は中国に「深刻な懸念」を表明するとの共同声明を発表した。これに対し、中国外務省は記者会見を開き、「乱暴な干渉だ」と反発した。そのほか、中国国家発展改革委員会(NDRC)が、豪州との戦略的経済対話下での活動を無期限に停止すると発表。また、バイデン米政権は中国の一部企業への投資禁止を継続する可能性が高いとの報道も伝わっている。
執筆者 : MINKABU PRESS
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