アジア株 上海株は前日比変わらず、欧米諸国や豪州との対立懸念が重石に
アジア株 上海株は前日比変わらず、欧米諸国や豪州との対立懸念が重石に
東京時間11:05現在
香港ハンセン指数 28853.98(+216.52 +0.76%)
中国上海総合指数 3440.17(-1.12 -0.03%)
台湾加権指数 17154.39(+160.03 +0.94%)
韓国総合株価指数 3200.93(+22.19 +0.70%)
豪ASX200指数 7092.60(+30.91 +0.44%)
アジア株は上海を除いて上昇、前日の米株高を好感している。
香港株と韓国株は1週間ぶり高値をつけている、台湾市場では鴻海精密工業やTSMCなどハイテク関連が総じて上昇。豪州株は反発、金や銅などの商品相場の上昇を受け、BHPビリトンやリオティントなど素材関連が買われている。
上海株は前営業日終値を挟んで推移。欧米諸国や豪州との対立懸念が高まっていることが重石に。新疆ウイグル自治区の人権問題や香港情勢などを巡り、G7外相は中国に「深刻な懸念」を表明するとの共同声明を発表した。これに対し、中国外務省は記者会見を開き、「乱暴な干渉だ」と反発した。そのほか、中国国家発展改革委員会(NDRC)が豪州との戦略的経済対話下での活動を無期限に停止すると発表した。また、バイデン米政権は中国の一部企業への投資禁止を継続する可能性が高いとの
報道も伝わっており、中国と欧米諸国・豪州との関係は一段と悪化することが予想される。
執筆者 : MINKABU PRESS
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