ISM指数は予想下回るもセンチメントの強さ示す=NY為替
日本時間23時に発表になった4月のISM非製造業景気指数は62.7と予想を下回った。過去最高を記録した前回からやや一服したことが示されている。ただ、景気判断基準の50はしっかりと上回っており、センチメントの強さは示されている。
責任者のニーブス氏は声明で「拡大率は依然として高く、回答者のコメントは繰延需要が続いていることを示している」と述べたほか、「生産能力の制約、資材不足、天候のほか、ロジスティクスと人的資源の課題が配送に影響を及ぼし続けており、在庫が減少しいる」とも語った。
詳細を見ると、雇用指数が58.8と2018年9月以来の水準に上昇。週末に米雇用統計の発表が予定されており、強い数字が見込まれているが、その見方を裏付ける内容ではある。
ただ、為替市場の反応は鈍く、ドル円は109円台前半での推移を続けている。
ISM非製造業景気指数(4月)23:00
結果 62.7
予想 64.1 前回 63.7
ISM非製造業景気指数(4月)詳細
総合 62.7(63.7)
事業活動 62.7(69.4)
新規受注 63.2(67.2)
雇用 58.8(57.2)
入荷水準 66.1(60.8)
仕入価格 76.8(74.0)
輸出 58.6(55.5)
輸入 55.7(50.7)
()は前回
USD/JPY 109.27 EUR/USD 1.2000 GBP/USD 1.3897
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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