ファイザー、来年のワクチン生産能力は30億回分以上となる見通し=米国株個別
ファイザーが1-3月期決算(第1四半期)を発表しており、1株利益、売上高とも予想を上回った。また、通期見通しも上方修正している。4月半ば時点で成立済みの契約に基づくと、今年のワクチン出荷数は16億回分を予定。一方、来年の生産能力は30億回分以上となる見通しを示した。
同社のブーラCEOは「今月に全世代へのワクチン接種の承認を要請する予定であり、青少年へのワクチン接種拡大について、間もなく規制当局から許可が下りであろう」と述べた。また、「このワクチンにはインフルエンザと同様に持続的な需要があると考えている」とも語った。
ただ、全体的に株式市場に利益確定売りが強まる中、ファイザー株も売りに押され軟調な展開が見られている。
(1-3月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.93ドル(予想:0.78ドル)
・売上高:145.8億ドル(予想:136.2億ドル)
プレベナー・フランチャイズ:12.8億ドル(予想:14.7億ドル)
イブランス:12.5億ドル(予想:13.4億ドル)
エリキュース:16.4億ドル(予想:13.9億ドル)
ザーコリ:1.34億ドル(予想:1.42億ドル)
エンブレル:3.19億ドル(予想:2.9億ドル)
ゼルヤンツ:5.38億ドル(予想:5.24億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):3.55~3.65ドル(従来:3.10~3.20ドル)(予想:3.36ドル)
・売上高:705~725億ドル(従来:594~614億ドル)(予想:627.8億ドル)
(NY時間10:10)
ファイザー 39.75(-0.08 -0.20%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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