序盤のドル高は一服、豪ドルはCPI後に弱含み=東京為替前場概況
東京外為市場、序盤は安寄りした日経平均が下げ渋りを見せたことや、米10年債利回りが約2週間ぶりの水準に上昇していることを背景に、ドルが堅調に推移した。ドル円は108.95円付近まで強含み、ユーロドルは1.2075ドル付近まで軟化。中盤に差し掛かると、米長期金利が低下したことでドル買いが一服し、NZドル/ドルは本日安値0.7189ドル付近から0.7200ドル近辺まで戻している。
豪ドルが弱含み。午前10時30分発表の豪消費者物価指数(CPI)の結果を受けて、豪ドル/ドルは0.7726ドル付近まで、豪ドル円は84.14円付近まで下落。豪国債利回りの低下を受け、戻りの鈍さもみられている。
クロス円は豪ドル円を除いてもみ合いのものが目立つ。日経平均株価は朝安後にプラスへ切り返しているものの、リスク選好の円売りの動きは限定的。ユーロ円は131.50円前後、ポンド円は151円台前半で小幅な値動きにとどまっている。
日経平均株価は反発。前引けでは前営業日比110.45円高の2万9102.34円となった。
午前11時30分現在では、ドル円は1ドル=108.82円、ユーロドルは1ユーロ=1.2082ドル、ユーロ円は1ユーロ=131.49円、ポンド円は1ポンド=151.08円、豪ドル円は1豪ドル=84.21円、NZドル円は1NZドル=78.30円、スイス円は1スイスフラン=118.98円、カナダ円は1カナダドル=87.71円付近で推移している。
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執筆者 : MINKABU PRESS
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