ユーロドル、1.20ドル台は維持 明日はECB理事会=NY為替
ユーロドルは4月に入って以降の上げに一服感も出て来ており、戻り売りに押される場面も見られている。ただ、心理的節目の1.20ドルに接近すると押し目買いも旺盛に入るようで、いまのところ1.20ドル台は維持されている。
明日はECB理事会が開催される。市場では据え置きが確実視されており、ラガルド総裁の会見が注目されるが、スタンスに変化はなく、「好条件での資金調達環境を維持」との文言を繰り返してくるものとみられている。
市場の一部からは、直近発表のユーロ圏の経済指標が好調なことから、今週の理事会でその検証が行われるとの見方が出ている。市場ではECBは7月までにパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)下での債券購入を減速させ、12月会合では、来年3月に現在の方針通りの終了を打ち出すとの見方が有力視されている。
それに向けた発表が6月にあるとの見方もあり、今回の理事会はその6月理事会に向けた前段階との位置づけもあるようで、何らかのヒントを示唆するか注目される。
EUR/USD 1.2032 EUR/JPY 130.06 EUR/GBP 0.8637
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
執筆者 : MINKABU PRESS
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